「C言語の勉強を始めるのにおすすめの本が知りたい
本を買うだけでなんとかなるかな?
買った本を最後まで続けられるかな?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- C言語入門のおすすめの本3冊をご紹介します
- 本を選ぶ時に気をつけておきたいこと3点
- 最後まで続けるための3つのコツ
この記事を書いている私は大学でソフトウェアを専攻し、第二種情報処理技術者(現:基本情報技術者)の資格を取得しました。その後ディスプレイの開発に20年近く携わり、ディスプレイを駆動するソフトも関わった経験があります。
こういった私が解説していきます。
C言語入門のおすすめの本3冊をご紹介します
早速ですがC言語を始めるにあたっておすすめの本を3冊ご紹介します。
1.スッキリわかるC言語入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)
「すぐに学習できる」という本です。
C言語の学習を始めるにあたり環境を構築する必要があるのですが、この本ではその環境構築が不要となります。
クラウドで開発環境を提供しているのでサイトにアクセスするだけで、C言語の動作を実施することができるからです。
またパソコンがなくてもスマホから学習できるところがすごいです。
パソコンを持っていなかったり、本を買ってすぐにでも勉強を始めたい方におすすめです。
2.最新版 12歳からはじめる ゼロからのC言語ゲームプログラミング教室
「楽しく学習する」という本です。
本の内容がカラフルですので読んでいて楽しい気分になります。
また簡単に画像を表示できるように「グラフィカルコンソール」というものが準備されており、サンプルプログラムもミニゲームを作るといった内容になっていて、楽しんでプログラミングするという内容になっています。
開発環境の構築はエディタの導入までも丁寧に説明されているので安心です。
とにかくプログラムを動かしたいという方におすすめです。
3.新・明解C言語 入門編 第2版
「ずっと使える」という本です。
一通り学習が終わった後でもマニュアル的に使えるようになっています。
6色を使って文章が書かれており、図や表も効果的に使われているので非常に読みやすい内容となっております。
余計なイラストがなく、文章できちんと理解していくという内容です。
基礎をしっかり固めたいという方におすすめです。
本を選ぶ時に気をつけておきたいこと3点
C言語を勉強するのに本を買うだけでなんとかなります。
C言語の本は昔からあるのですが、色々な本が出版され続けることで最近はかなり洗練されて良書になっているからです。
どういう本が良書になるかの目安として、「本を選ぶ際に気をつけておきたいことを3点」をご紹介します。
1.開発環境の構築について説明されている
プログラムを動作させるために開発環境の構築が必要となります。
自分で調べれば自力で開発環境を構築することもできますが、やはり本に書かれていると安心感があります。
スッキリわかるC言語入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)といった開発環境自体を提供している本でもOKです。
2.説明が分かりやすい
言うまでもないですが、説明が分かりやすいというのは絶対です。
基本的なところは下記3点となります。
・色や図を効果的に使っている
・掲載されているコードが見やすい
・文章がおかしくない
ただしここで少し意識してほしいことがあります。
それは「分かりやすい」というのはそれぞれ個人にあったスタイルがあるということです。
イラストや図などがたくさんあって視覚的なほうが分かりやすいという方もいらっしゃれば、的確な言葉が使われているほうが分かりやすいといった方もいらっしゃいます。
ご自身のスタイルを意識して本を選ぶようにするとよいと思います。
3.問題演習がある
アウトプットは大切となりますので、問題演習がある本がおすすめです。
問題演習では下記3点がきちんとしている本が良いかと思います。
①きちんと流れをそった内容になっている
NG例:配列のところまで進んでいないのに問題に配列が入っている。
②難易度がいきなり上がったりしていない
NG例:説明は基本的なことしか書かれてないのに、問題では応用的なことが入っている。
③説明していない内容が問題に入っていない
NG例:変数の宣言でintしか説明していないのに、問題でcharを使う。
ここでやっぱり誰かに教わる必要があるのではないの?と思われた方もいらっしゃると思います。
確かに教えてくれる人がいらっしゃるほうがよいのは確かです。
ただし入門サイトやSNSを活用することで結構対応できたりしますので、本だけで勉強してもなんとかなります。
繰り返しとなりますが、C言語を勉強するのに本を買うだけでなんとかなります。
最後まで続けるための3つのコツ
1.分からないところは一旦寝かせる
思うように動作しなかったり、デバッグがうまくいかなかったりする場合があると思います。
その場合は一旦寝かせておいて次に進みましょう。
プログラミングでよくあることですが、一晩寝るといきなり理解できることもあります。
これは脳がずっと考え続けてくれているので、一度リラックスを入れると理解が進むからです。
うまく動作しなかった場合はあまり執着しないで、「とりあえず一旦置いておこう」と意識するとうまくいきます。
2.SNSを活用する
twitterとかで自分の勉強した内容をツイートするのがおすすめです。
自分が習得したことをきちんと言葉にするだけでもよいですが、それをさらにツイートすることで進んでいる感覚を強く感じることができるからです。
また分からないところをtwitterで質問するのもありです。
初歩的な質問でもみなさん結構リプしてくれますので、そんなに臆する必要はありません。
こんな感じでSNSを活用して学習を進めるのもよいと思います。
3.誰か質問できる人を探す
直接質問できる人がいるとやはり心強いです。
周りにC言語が分かる人がいる方は良いのですが、そうではない方もいらっしゃると思います。
ただし不思議なもので「C言語を学習していこう」と意識すると、意外にそういう人が見つかったりするケースもあります。
例えばですが「最近C言語の勉強を始めたんだよね」とか周りに言っておくと、C言語を知っている人を紹介してもらったりするといったことが起きたりします。
必ずしも質問できる人が必要ということはありませんので、無理に探す必要はなく「誰か相談できる人がいないかな?」と心に留めておくだけでも十分だと思います。
まとめ
C言語の勉強を始めるにあたり、おすすめの本を3冊ご紹介しました。
組み込みソフトなどはほとんどC言語ですので、C言語自体かなり需要はあると思います。
また他のプログラミング言語を勉強するときも、C言語の知識がベースとなってスムーズに勉強できると思います。
C言語に興味を持たれましたら、ぜひ始めてみてください。